西陣「千両ケ辻」をセピア色に染めて
西陣の大宮「※千両ケ辻」には築130年以上の立派な町家のお店が並んでいます。
どこも綺麗にされていますが、今日は少し趣向を凝らしてセピア色に染めてみました。
心配なさらないでくださいね。元に戻ります。
ここら辺りは西陣の盛衰と運命を共にする商いだけに”浮世町”といわれることもあったようです。
大正から昭和にかけてこの辺りは西陣経済の中心地であり、
銀行の支店も多くあったということです。
まず、この町の代表格でしょうか?
西陣暮らしの美術館「富田屋」さんです。
京都の西陣で昔からの伝統や生活を今も 受け継ぎ、
京町家として、国の登録有形文化財の指定を受けている老舗呉服問屋です。
ここで本物の京都の文化を体験することができます。
可愛い”ケーキ屋 松之助”さんです。
少し高くて私には手が出ませんが、ケーキ好きの若い女性で賑わっています。
間口3間、奥行き18間の町家に、西陣で生まれ育った写真家・水野克比古さんの作品50点あまりを展示する町家写真館です。
写真はもちろん、町家の雰囲気もゆっくり楽しめますが、
見学は予約制と聞いています。
吉村塾は元・糸屋問屋だった歴史のある町家で、寺子屋のような塾です。
木の温もり、土壁の暖かさが子供たちを癒してくれるでしょうね。
ご夫婦で教えておられますが、好きな曜日・好きな時間に学べるように配慮されています。
ここも築140年の京都「威風」ですが、元の糸屋の典型的な京町家です。
そして染色家、南 進一郎氏のアトリエ兼創作着物ショップです。
お茶のひと時を愉しむこともできます。
最後は、築130年以上の京町家で戴く、
ゆば専門のお店”ゆば処 静家”です。
ランチもディナーも「ゆばづくし」です。
一度食べてみたいなあと思いながら外から眺めています。
着物姿の女性をよく見かけます。
※”千両ケ辻”とは、この界隈で一日に千両のお金が動いたとされる事から、
この呼び名がつきました。
当時の千両の価値って・・・
時代劇などでちらっと見かける悪代官とのやりとり。
小判が積んであったりしますが千枚はないですよね・・・
きっとそれはそれはものすごい額だったのだと思います。
昔の面影は減ってはいますが伝統を継承していく為にも、
礼や、しきたり、しつらえは、大切に守って行くことが出来れば好いですね。
ここは少し離れていますが、私の好きな散策道です。
音楽は、静かな、シューベルトのセレナーデは如何ですか?
(京 歩き)↓もご覧くださいね
http://mosume.cocolog-nifty.com/blog/
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