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2011年12月11日 (日)

京都文化博物館「ろうじ店舗」をご一緒しませんか?

 京都文化博物館内に、江戸時代末期の”京の町家”の表構えを復元した
「ろうじ店舗」が有ります。
ここに色々な格子が使われているのをご存知ですか?
 「ろうじ店舗」は江戸時代の京の商家を再現したつくりの中に

食品から工芸品まで京都の店舗が集まったスペースです。

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ここは鳥料理専門の鳥弥三ですが、この格子は”炭屋格子”です。
炭屋はもともとは開放されていましたが、炭粉が舞うため近隣へ配慮して
格子の開きを狭くした、板子格がはめられるようになりました。


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「糸屋格子」
 採光に適した構造のため、色ものを扱う糸屋、紐屋、呉服屋などの
繊維業界の店構えにつけられました。
 切子(立子の上部が一定の長さで切られているもの)の数は、
織屋は4本切子、糸・紐屋は3本切子、呉服屋は2本切子というように、
商売に応じて採光率の調整もされています。


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「米屋格子」
 構造的には酒屋格子と同じですが、質素で格子は木地のままのものが多いです。
米俵を積み上げるので土台の貫を二重にしています。


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「麩屋格子」
 麩、湯葉、豆腐、こんにゃくなどの水を使う店構えのためのもので、
格子の内側には「水場」「七輪場」「揚場」などの作業台がすべて設置されています。
そして、濡れても大丈夫なように障子には油紙が使われています。


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手打ちそばの有喜屋、「酒屋格子」です。
 粗格子に紅殻塗されたもので、酒樽をあててもこわれない頑丈さを持ち、
かつ材料も選び抜かれた角材ものを使用しています。


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「堺戸格子」
 鉄砲屋や小金物製造販売のような土間床の店先に建て込まれることが
多い頑丈な格子戸です。

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「仕舞屋格子」

 商家ではない町家の「ミセの間」は居室となります。
そのような仕舞屋につけられた一般的なものです。
 
 これらの格子に見られるように、なにかひとつのルールをつくることによって町並みを美しく連続させることができるのです。
 
京町家の特徴として、第一にあげられるのは、それぞれの格子は、
その形や様式によってその店の職業を表現していたということなんです。
 通りごとにほぼ同じ職業が集まっていた時代には、機能性によってデザインされた格子が、
商売ごとに統一された町並みのリズムを作っていた、ということなのですね。
      音楽は、静かな”秋の空”を選びました。

(京 歩き)↓もご覧くださいね
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